大橋くんの冷たさ

 

 

 

 

 

 

 

先日発売された日経ヘルス4月号での大橋くんのインタビュー記事を読んだ

 

 

 

 


ひとりで6ページも特集していただいて写真もテキストもたっぷりで大満足の内容だった

 

 

 

 


760円でこの満足感。1ページあたり127円、写真は大小合わせて23カット、写真1枚にあたり33円、それに加えて大充実のテキスト。これはもう四捨五入したら無料である

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭から脱線したが、今回は以前から言及していた、私個人としては大橋くんの大きな要素だと捉えている"大橋くんの冷たさ"について日経ヘルスのテキストに沿って私の思ったことを書いてみたいと思う

 

 

 

 

 

 

 

大橋くんは日刊や雑誌のインタビューで「自分は冷たい、冷めてる」といった話をたまにする

 

 

 


大橋くん本人はそれをあまり良しとしていない感じのニュアンスで

 

 

 

 


正直、大橋担である私も大橋くんの性格が冷たいということに関しては共感する。大橋くんは冷たさを持った人だなとよく思う

 

 

 

 


でも大橋くん本人と違うのは私はそんな大橋くんの冷たい部分が大好きだということだ

 

 

 

 


大橋くんは自分が冷めてることをマイナスに捉えているのかもしれないけど私は大橋くんの冷めた部分は大きな強みであり魅力だと声を大にして言いたい

 

 

 

 


今回の日経ヘルスでも大橋くんの冷たさが節々に表れていて読む前よりもっと大橋くんのことが好きになったのでせっかくだから文章にして残しておきたいと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


インタビュアーさんに、大橋くんの歌声がなにわ男子の強力な武器になっていると話を振られた流れでの一言、

 

 

 

「今、低い声を出せる子が、僕がやっていること以上のレッスンや訓練をすれば、僕の高さはすぐ抜かされる。そうならないように僕は努力をしないと。武器と言われるものをなくさないように。」

 

 

 

 


大橋くんは満足しない。

 

 

 

 

でもシンプルな向上心の塊というのとは何か違うような気がして、

 

 

いつも満足しないのにはちゃんとした理由や根拠があって

 

 

ここでも(ここは誌面で詳しく大橋くんが話してくれているのでそれを読んでほしいんだけど)自分の特徴であるハスキーな声の強みも弱みも理解していて、

 

 

 

だから、「前よりもらえるパートが増えて嬉しいからもっともっと!」というようなシンプルな向上心


というより


ハスキーな声の自分と他の人とを冷静に分析比較してこのままじゃダメだという結論に至ったからこその危機感のある向上心

 

 

 

 


とりあえず前に走ろう!ではなく明確な理由があって走っている

 

 

 

 


そんな自分の置かれている立場と他とをまるで第三者かのように偏りなく分析できるのは冷めた視点を持っている大橋くんだからこそなのではないだろうか

 

 

 

 

 


「武器と言われるものをなくさないように」

 

 

 

 

この表現も大橋くんの冷たさを象徴してるなあと感じたのだけど

 


まず、「武器と言われるもの」という表現

 

 

 


「武器」ではなく「武器と"言われる"もの」

 

 

 


"言われる"は受動態。この言い回しから、大橋くんの歌に対して大橋くんが武器と思っているのではなく、周囲が武器だと判断してくれているものと大橋くんが捉えていることがわかる

 

 

 

 

 

大事なパートをソロでもらったり、Jr.大賞のいちばん美声部門で1位だったりという実績から自ら武器だと胸を張って言ってもよさそうなところを

 

 

 

 


まるで他人事かのように自分のことである歌声さえも少し離れたところから「武器と言われるもの」と表現する冷ややかさがある

 

 

 

 


そして、


「武器と言われるものを"なくさないように"」という表現

 

 

 

 


大橋くん本人も元々は歌でBクラスにされて悔しかったと話すほどに苦手だったものを


努力によって武器にまで押し上げた事実について誇ったり、もっとこの歌声という武器を活かして!とか言いそうなところを

 

 

 

 

 

 


「なくさないように」と発言している

 

 

 

 

 

 


自分はこれだけ努力をして認められたんだ!というサクセスストーリーなんかではなくて

 


周りから武器と認められるものを手に入れたという事実よりも

 


手に入れたのなら失うかもしれないと誰よりも冷静に浮き足立つことなく自分のことを俯瞰的に見ているのだ

 

 

 

 

こんな些細な言い回しおそらく大橋くん本人は意識しているわけではないと思う

 


でも私は人間が話す時の言葉の選び方に本質はあらわれると思っていて

 


そういう大橋くんの言葉選び一つひとつから大橋くんのシビアさ冷静さを常々感じている

 

 

 

 

また、浮き足立たないという話に関連して、


この間のYouTubeでの大橋くんへの質問企画にて"今の自分を漢字一文字で"の回答の流れで話していた"1"についての話。

 

 

 

 

大橋くんは

「1は、増えていく原理として2倍努力すると2になる。かけた数字分だけ増えていく」

という話をしていた

 

 

 

 

 


すごく大橋くんらしいと思った

 

 

 

 


1よりも大きい数の方が、例えば2の方が1×2=2よりも2×2=4というようにかけたとき数としては大きくなる

 


だけど大橋くんが良いなと思うのは1。

 

 

 

 


一見すると後者のほうが進んでいるように見えるが、2だと努力以上の結果になっているという風にも捉えられる


しかし1の場合どう足掻いても足した数かけた数しか数字が増えない

 

 

 

 


つまり努力したぶん以上でも以下でもなく

努力に相応しい結果が出るということ

 

 

 

 


2段飛ばしで行った方が進むのが速く感じるけど、

一段一段浮き足立たずに地に足をつけて着実に進んで行きたいという堅実さが伝わってきた

 

 

 

 

 

 

日経ヘルスに話を戻して、

 


絶えないその笑顔のワケを聞くと、言葉を選びながら深い思いを語り始めた

 


という記者さん側の文章。

 

 

 

 

 

"言葉を選びながら"

 

 

 

 

 


これ大橋くんに対して本当に感じる

 

 

 

 

 


大橋くんは思っていることを言葉にするまでに時間がかかる

 

 

 

 

 


それはよく言われるボキャブラリーがないという面もあるのだろうけど、

 

 

 

 

 


それとは別に


大橋くんの口にはフィルターがあって、頭の中では言いたいことが浮かんでいたとしても


フィルターに言葉を通すので話すのに時間がかかったり何て伝えるかを迷っていたりするのをよく目にする

 

 

 

 


以前、Jr.維新について書いたブログでも同じようなことを話した気がするけど

 

 


大橋くんはこの場面ではここまで話してここからは話さないというような区切りみたいなものがいつもある

 

 

 


今回の"言葉を選びながら"というのも


多くを語る気はなくて


尚且つ話すにしてもどう伝えるのかということに関して慎重な姿勢が垣間見えている

 

 

 

 

 


「(小さい頃から)いろんな大人と仕事してきてるなかで、こういうことしたらあかんってことをいっぱい取り入れてしまった分、周りを見てしまう人になったというのもあるかな」

 

 

 

 

大橋くんは以前から周りをよく見る癖があるというのは話していたけど

 

 

 


今回の文章で気になったのは


「しまう」「しまった」という言葉

 

 

 

 


通常こういった言葉は望んではいないけどそうなったというようなニュアンスで使われる言葉だ

 

 

 

 

 

こういうことをしたらあかんってことをいっぱい取り入れて"しまった"

 

 

 

 


今までも事務所に入る前から芸能界という世界にいていろんな経験をしてきたから人をよく見るようになったという話は何度か大橋くんの口から聞いたことはあったけど

 

 

 

 

 

こんなにもネガティブな印象に聞こえる言い方は初めてで、

 

 

 

 


大橋くんの中で、いろんな人をみていろんなことを取り入れてきたことが糧になっているというよりかはあまり良い思い出ではないのかなと思わせるような言葉だった

 

 

 

 

 


そして

 

周りを見て"しまう"人になった

 

 

 

 

 

これも同様に大橋くんにとっては自分の周りを見るという行動に対して少なからずネガティブなイメージがあるというのがわかる

 

 

 

 

 


周りを見ることができるのは一種の長所であり、良いことだと思うし

 


大橋くん自身も自分のリーダー像として引っ張って行くというよりは後ろから支えられるようなリーダーになりたいと話しているように周りを見るという自分の性格を根本的に嫌っているようには思えなくて

 

 

 


それなのに


周りを見ることができる

ではなく

周りを見てしまう


と表現したのは

 

 

 

 

おそらく加減の問題かなと推測する

 

 

 

 

 

 

人間関係をうまくやっていくための手段としての周りを見て人と接するということの必要量以上に


自分が余計な気を遣いすぎてしまうほどに周りを見過ぎでしまうという意味ではないだろうか

 

 

 

 

 


大橋くんが自分のことを冷めてるというのにはこういった周りを見てばかりで自分自身が当事者として感情的になるよりも先に周囲を見ることで冷静になってしまうといった部分も含まれているのかなと感じた

 

 

 

 

 

そしてメンタルが強いワケを問われたときの言葉、

 

 

「精神面はね、確かにメンバーからはタフとか、モンスターとか言われることありますけど(笑)、それはメンタルが強いんじゃなくて、冷めてるんです。」

 

 

 

 

 

 

メンバーから大橋くんが「メンタル鬼よな」とか「タフすぎる」とか言われているとき、いつも大橋くんは笑っている。否定しない。

 

 

 

 

 

 

 

でも実はその裏で心の内では「強いんじゃなくて冷たいんだ」と思っているのだ

 

 

 

 

 

でもそれは言わない。

 

 

 

 

 

ここでも、前述したような大橋くんのフィルター(否定して変な空気になるくらいなら言わなくて良い)や冷たさ(自分が理解しているなら他人に口外する必要はない)というのが如実に表れているように思う

 

 

 

 

周りから言われたら「メンタル強いのかも」と思いそうなところを流されず、「そうではなくて冷めてるからだ」と自己分析している。大橋くんの考えには(周りにそれを言うかは別にして)いつも確固たる理由がある。

 

 

 

 

 

 

 


他のグループにもそれぞれの魅力があり、刺激を受けているという話の流れで、

 


「でも、自分たちがそこを真似しても得にはならんと思ってて。刺激は受けても流されず、自分たちらしさを見つけていかないと。」

 

 

 

 

 

 


"刺激は受けても、流されず"

 

 

 

 

 

 

今回のインタビューを要約するかのような言葉だ

 

 

 


【声という武器】も今の地位に胡座をかかず他の人と比較をして冷静に危機感を持ってはいるが、ハスキーな声の自分が他の声質の人と同じやり方をしていてもダメだと誰よりもわかっていて

 

 

 

 

【芸能界に長くいたことにより取り入れすぎてしまった悪いこと】もそこに影響は受けるがそういうものだと流されるのではなく、自分は同じようにはならないとブレずに反面教師にし続けたり

 

 

 

 

【メンタルが強いという他人からの評価】もそう言われることに対してはそういった周囲の印象も反論せずに受け入れはするけど、自分の中では違う考えを持っている

 

 

 

 

 


自分の考えと違うからといって他の人を否定したりはしない。

 

 

 

 

 


けど何も考えてないから信念がないから否定しないのではなくて、

 

 

 

 

 

大橋くんの自分のことでさえも第三者のように冷静に分析できるからこその自分の中での確固たる確信みたいなものがあるから

 

他の人の意見や行動に流されずに受け入れるだけの余裕があるのだ

 

 

 

 


「もっともっとドラマや映画の中で褒められるようになりたい。年下彼氏の現場で、いろいろ怒られたから悔しくて。こう見えて結構負けず嫌いなんで(笑)。そこは、冷めた自分にならないんですよ、不思議と(笑)。叱られて悔しいから、褒められるまでやったろと思ってます。」

 

 

 

 

この話から大橋くんは気づいてなさそうだけど、

 

 

 

 


私が思うに大橋くんの冷たさというのは"やる気がない"とか"道徳的に劣っている"とかいう類の冷たさではなくて、

 

 

 

 


歌も悔しい思いをしたから人一倍努力したように、悔しさを跳ね返すような向上心は確実にある

 

 

 

 

 

でもその悔しさを跳ね返すために自分の足だけで跳ぶよりもバネがあると効率が良いように

 

 

 

 


大橋くんは"冷たさ"というバネを使っているのだ

 

 

 

 

 


例えば、何かを上達させたいと思ったときにがむしゃらにひたすらやるよりも何が原因でどうすればいいのか一度自分を俯瞰して見ることによって物事の問題の輪郭がはっきりし、対処への効率が良くなるように

 

 

 

 

 


大橋くんの持っている"冷たさ"というのは何かを得たり成し遂げたりするために努力するときに必要な分析や根拠を導き出すための冷静さというバネなのだと私は思っている

 

 

 

 

 


"冷たい人"とだけ言うとあまり聞こえが良くないが、同じ"冷たい"でも冷酷な人と冷静な人とでは印象がまるで違う


大橋くんに対して冷酷さは全くと言っていいほどに感じないが、反対に冷静さはものすごく強く感じる

 

 


何事も一度立ち止まってその判断が正しいのか感情的だったり主観的にならずに見つめ直すことに長けている

 

 

 

 


それが大橋くんの"冷たさ"だと私は思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ここまで日経ヘルスに沿って話をしてきたが、私は他にもJr.維新だったりbisだったり大橋くんがひとりでインタビューを受けている記事を読むのがとても好きだ

 

 

 

 


それは他のメンバーとの対談が好きじゃないとかそういう意味では全くなくて

 

 

 

 


大橋くんはメンバーとの対談やクロストークでは聞き上手すぎるから聞き役に回ることが多いし(そこも好き)


日刊などでは込み入った話はせずに明るいテンポで楽しい話ばかりをしてくれるし(そこも好き)

 

 

 


だからこんなにも自分の話をたくさん聞かせてくれる機会はあまりなくて

 

 

 

 

でも深く話を聞く機会がないだけでいつもいろんなことをよく考えてアイドルという仕事をしてくれているんだなと

 

 

 


普段あまり自分から語らない性格の大橋くんだからこそこういったひとりでのインタビューで見えてくるものがたくさんある

 

 

 

 

 


アイランドTVやラジオやテレビなどのすぐに言葉に出して意見やコメントをしないといけないときは話すのがめちゃくちゃ得意!というわけではない大橋くんは、考えていることをそのまま伝えるのが少し苦手で

 

 


言葉が変になって違う風に捉えられちゃったり、伝えるのを諦めちゃったり、

 

 

 

 


でも大橋担の方なら少しわかってもらえるかもしれないけど、ずっと大橋くんばかり見ているからか、伝えたい言葉と使ってる言葉が違ってるけど言いたいことは何となくわかるよ…!となることが多々あるので、

 

 

 


周りが「?」ってなってるのを見て、照れ笑いや苦笑いしながら話すのを諦めちゃうのを何度も見てきて、もどかしくて心がキリッとしたりもする

 

 

 


でもだからと言って何も考えてないからわけのわからないこと言っているのではなく、

 

 

 

 

伝えるのが苦手なだけでもの凄くよく色んなことを考えて、配慮して、誰も傷つけないように慎重すぎるほどに言葉を選んで伝えようとする大橋くんが私は大好きだ

 

 

 

 

周りをよく見ているから察するのが上手いし、何かに肩入れするということもしない中立的な人だから、偏った考え方も熱くなりすぎることもしないそんな大橋くんはとても素敵だなと思う

 

 

 

 

本人はそれを「自分は冷たい」と表現するけど、その"冷たさ"で平等に冷静にグループやメンバーのことを第一に考えている"あたたかさ"が大橋くんの良さであり、なにわ男子というグループを優しく包み込んでいると感じる

 

 

 

 

 

 

 

ここまで冷たさについてフォーカスして話すと、「なら、はっちゃけキャラの大橋くんは演技なの?!」とか言われちゃいそうだけど

 

 

 


おばか組で小学生のようにふざけてまとも組に呆れられているときの大橋くんも

 

 

 


グループで話しているときに菩薩のように聞き役に回って優しく相槌を打っている大橋くんも

 

 

 


そして、どこか人から距離を置いて冷静に物事を考えている大橋くんも

 

 

 

 

 

全てが大橋和也くんという存在を構成する要素であり本物の大橋くんなのである

 

 

 


だから見る人を飽きさせない、大橋くんのことわかりやすいようで何も知らないような気もする、いろんな顔があるところが大橋くんが多くの人を惹きつける所以なのではないかと私は思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


なんかもの凄く長くなっちゃったし、長い割に言いたいことが伝わったかはわからないけど、ずっと書きたかったテーマではあったのでこのタイミングで書けてよかった

 


もしここまで読んでくださった方がいるのなら、こんな私の話にお付き合いくださりありがとうございました

 

 


おしまい